徳之島で観察したケナガネズミ

 地球上で奄美大島、徳之島、沖縄島北部のみに分布するケナガネズミ。
 日本最大のネズミの仲間で、全長は60cmほどにもなります。
 近年、奄美大島と沖縄島北部では、夜の森を訪れる度に見ているのではないかというくらい、観察頻度が高くなっています。そして、その傾向はどうやら徳之島も似たような感じなのかなと思うようになってきました。

 今回、2泊3日で徳之島を訪れましたが、2晩ともケナガネズミを観察することができました。
 1晩目は頭上でエサを食べている個体でした。
 こちらを気にする様子はなく、ひたすら採餌を続けていました。

ケナガネズミ(成獣)
ケナガネズミ(成獣)

 2晩目に発見したのは、リュウキュウマツの木にいた幼獣。
 夕暮れから間もないタイミングだったので、きっとこの近くに巣があるのでしょう。
 こちらは警戒している様子で、木の裏に隠れようとしていたので、早々にその場を離れました。

ケナガネズミ(幼獣)
ケナガネズミ(幼獣)

 普段は奄美大島の森に入ることがほとんどですが、こうやって他の島の生き物を散策することも楽しいですね。
 今年は徳之島を訪れる機会が多いので、その都度、島の自然の様子を見てみようと思います。

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