葉をくわえていたケナガネズミ
ここ最近、奄美大島の森になかなか足を運べていません。
久しぶりの夜の森は、VIPなお知り合いとご一緒でした。
その方の希望もあり、普段はあまり行かない場所へ。
個人的にも行く機会が少なかった場所なので、わくわくドキドキ。
林道に入ってすぐ、国内希少野生動植物&県の天然記念物に指定されているオットンガエルが姿を現してくれました。今回の同行者は初めての森。こんなにもすぐに希少な固有種に出会えることに驚いておられました。
しばらく林道を進むと、道を覆うように生えている頭上の木がゆらゆら揺れていました。
これはいるぞ!と思い、ライトを当ててみると、やはりケナガネズミの姿が。
最近は路上や電線で見かける機会が増えていますが、やはり樹上にいる姿を見つけられると嬉しいものです。
ちょうど葉をお食事中だったようです。
何となく違うようにも見えますが、シマグワの木にいたので、その葉を食べていたのかもしれません。
この木の高さはたった4~5m。
ケナガネズミが間近でじっくりと観察できた幸せなひとときでした。
その後もアマミトゲネズミやアマミイシカワガエルをはじめ、奄美大島を代表する希少な固有種との出会いが続きました。最後の最後で土砂崩れにより前面通行止めというアクシデントに見舞われましたが、そのおかげで願ってもいなかった生き物のシーンも撮影することができました!