今年はよく見かけるヒャン
奄美大島で唯一のコブラ科に属するヒャン。
島内に生息する他の毒ヘビは出血毒であるのに対し、ヒャンは神経毒を保有しています。
攻撃性は低く、口も小さいです。
今までヒャンに咬まれた人に出会ったことはありませんが、注意は必要です。
私個人の印象としては、島内のヘビでアマミタカチホの次に観察するのが難しいと思っています。

しかし、今年は観察頻度が高く、5~6月にかけては、遭遇率は約80%。
知人とヒャンの話題にあがっても、今年は多いよねと言っていました。

数年前にはこれまでハイとされていた徳之島産の個体が、ヒャンになりました。
見た目は沖縄諸島に分布するハイとそっくりですが、これもまた遺伝子研究の成果ということですね。
いつかヒャンのコンバットダンスを見てみたいものです。