少なくなってきたサシバ

 奄美大島を代表する冬鳥の1種であるサシバ。
 集落や農耕地でも観察できることから、島では身近な鳥という印象が強いです。
 ただし、環境省レッドリスト2020では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に選定されています。
 そんなサシバも、今年は例年よりも渡っていく時期が早いようで、見かける回数が一気に減ってきています。

 先週末、家族でドライブ中に目の前のモクマオウに止まっているサシバを発見。
 もうそろそろ見納めかもしれないので撮影しました。

枝に止まるサシバ
枝に止まるサシバ

 次第にこちらの様子を気にするようになり、遠くへと飛翔していきました。

飛び出すサシバ
飛び出すサシバ

 そろそろ「ピックィーッ」という鳴き声が聞こえなくなるかと思うと、寂しさを感じずにはいられません。
 奄美大島に渡ってくる個体の多くは、東北地方で繁殖をしている可能性が考えられています。
 無事に繁殖して、またミーニシ(秋頃に吹き始める北風)の頃に戻ってきてほしいものです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

鳥類

前の記事

ミサゴの落とし物?