ケナガネズミの幼獣
毎年、12月下旬頃から春頃にかけて、ケナガネズミの幼獣が見られるようになります。
今年はそのタイミングでなかなか夜の森へ出かけられていませんでしたが、1月の徳之島と3月の奄美大島で観察できました。
徳之島では同行者も幼獣は初観察とのことで、とても喜ばれていました。
幼獣は成獣に比べると、毛が柔らかくて長く、灰色です。
つい先日は、奄美大島でも幼獣を発見。
成長が進んでくると、頭の方から成獣の茶色い毛に生え変わり、お尻の部分だけ幼獣の毛にまとわれている個体もいます。
今回はそこまで成長が進んでいるわけではありませんでしたが、中途半端に生え変わっているのは、何だか滑稽に見えてかわいいです。
ケナガネズミは奄美大島、徳之島、沖縄島北部のみに分布しています。
沖縄島北部では、5月と6月にも幼獣を観察したことがあります。これはなかなかな衝撃でした!
これからしばらくの間、個人的な感覚としては、ケナガネズミが路上に出てくる印象が強いです。
2月には名瀬市街地からさほど離れていないところの路上で、轢死体を拾っています。
夜間の運転には注意が必要ですね!