11月でもオビトカゲモドキ

 11月中旬に訪れた徳之島。
 前回はヤマシギの記事を投稿しましたが、徳之島固有のオビトカゲモドキも観察できました。
 奄美群島に現存するトカゲモドキの中は本種のみ。
 与論島からは化石種ヨロントカゲモドキの存在も知られています。

 少しずつ気温も下がってきていたものの、11月だとまだ見られるようです。

オビトカゲモドキの幼体
オビトカゲモドキの幼体

 個人的に驚いたのは、11月でも幼体がみられるということ。
 これまでに観察してきたオビトカゲモドキの中で、最も幼い個体だったと思います。
 トクノシマトゲネズミを撮影していたら、足元の石の上にいました。
 徳之島固有の2種が同じ視界に入っていることに幸せを感じました。笑
 
 成体は、お決まりのコンクリート壁にいました。

オビトカゲモドキ
オビトカゲモドキ

 沖縄島北部のヤンバルトカゲモドキは12月でも見かけたことがあります。
 活動する気温についても報告されていたような気がします。
 
 徳之島固有のオビトカゲモドキは、森林内だけでなく、集落や学校でも見られます。
 徳之島はアマミノクロウサギやトクノシマトゲネズミを含め、本当に生き物の生息域と人の生活圏の距離が近いです。

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