フジノカンアオイ
先日から立て続けにカンアオイを紹介していますが、本日はフジノカンアオイのことについて書きます。
フジノカンアオイは奄美大島固有種で、奄美大島5市町村の希少野生動植物に選定されています。先週末、2か所の自生地を見てきましたが、1か所だけ咲いていました。
![フジノカンアオイの花](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/02/D52A0664.jpg)
葉の表面には光沢があり、葉柄が非常に長いことが特徴です。標高の高い場所に生育するフジノカンアオイは、まだ蕾の状態でした。
![フジノカンアオイの蕾](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/02/D52A0662.jpg)
3年前に同じ場所で撮影していました。やはりこの場所は開花時期が遅めのようで、撮影していたのは4月でした。
![フジノカンアオイの花(2018年4月撮影)](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/02/D52A5318.jpg)
花は、黄緑色のものから紫色のものまで、多岐にわたります。フジノカンアオイは日本最大のカンアオイでもありますが、奄美大島には日本最小のトリガミネカンアオイも分布しています。カンアオイの宝庫である奄美大島、今の季節は花を咲かせるものが多いため、今週末も他のカンアオイを覗きに行きたいと思います。