2023年の思い出
今年も残すところ(まもなく)2日です。
動植物の観察・撮影へ出かける回数が減ってしまった2023年。
ただ、思い出に残る動物との出会いは多かった印象です。
6月には奄美大島とともに世界自然遺産に登録された3つの島を、連続で訪れる機会にも恵まれました。
初めて訪れる島もあり、奄美大島では見られない動物との出会いもありました。
今年の思い出をいくつか紹介します。
<奄美大島>
今年も貴重な写真を多数撮影することができました。
ただ、これまで撮影が叶わなかったのが肢先の一部が白いアマミノクロウサギ。
奄美大島で見かけたのはこの時が初めてでしたが、11月と12月でいくつかの同じような個体を発見しました。
どうやら意外といるらしい?
<徳之島>
徳之島でこれまでなかなか縁がなかった動物といえば、意外にもハブでした。
何度か発見したことはあったものの、すぐに森の中へ入ったり、轢死していたり。
梅雨真っ只中の6月に訪れたときには、一晩で4匹も見つけられました。
ここで流れが変わったのか、それからは訪れるたびにハブと遭遇しています。
今年は徳之島を訪れることが多く、アマミヤマシギの親子やトクノシマトゲネズミ、ヒャンも満足いくカットが撮れました。
<沖縄島北部>
今年も5晩ほどやんばるの森を堪能してきました。
数えきれないほど通いつめた学生時代には撮れなかったオキナワトゲネズミやオキナワマルバネクワガタをばっちり撮影に成功。
(オキナワマルバネクワガタについては、探すことをしていませんでした。)
これでトゲネズミ属3種の写真も勢ぞろい。個人でコンプリートしている人は、意外と少ないのでは?
写真は初観察となったオキナワマルバネクワガタにしました。
<西表島>
奄美大島とともに世界自然遺産に登録された島の中で、最も訪れる機会の少ない島に2年連続でうかがうことができました。
やっぱり撮影できてうれしかったのはイリオモテヤマネコ。
写真の質は低めですが、画角内に入れられただけでOKです。
他にもオオクイナや懐かしのツダナナフシ、キシノウエトカゲなども撮影できました。
2024年も西表島の予定がありますので、楽しみですね~!
<南大東島&久米島>
そして、2023年に初めて訪れたのがこの2つの島です。
スケジュールの都合上、2島とも弾丸での訪問となりましたが、目的のものはすべて観察・撮影できました。
南大東島を訪れた目的は、ダイトウコノハズクとダイトウオオコウモリ。
観察を開始してわずか10秒ほどで目の前の木に止まってくれたダイトウオオコウモリの姿は、一生忘れることがなさそうです。
2024年は、奄美大島でのフィールドの回数を増やしていくことが目標です。
なかなか更新しないブログにご訪問いただいている皆様、今年も大変お世話になりました。
皆様、よいお年をお迎えください。2024年は投稿頻度を高められるようにしたいと思っています。