珍しい!アマミイボイモリ

 4月下旬からゴールデンウイークにかけて、家族で生き物散策をする日々が続きました。
 先日のリュウキュウヨシゴイに続き、嬉しい出会いだったのがアマミイボイモリ。
 奄美群島産のものは、2022年に沖縄諸島のものと分かれて、新種「アマミイボイモリ」となりました。

 この日はしとしとと雨が降り続き、地面も濡れていました。
 リュウキュウヨシゴイを観察した後に少しだけ時間がとれたので、たまにアマミイボイモリを見かける場所へ。
 多数のアマミシリケンイモリに1匹だけアマミイボイモリを発見しました。

アマミイボイモリ
アマミイボイモリ

 3歳になったばかりの息子も車から降ろして、一緒に観察しました。
 普段は生き物に触れようとしないのですが、手を差し伸べようとしていました(触らせてはいません)。
 
 徳之島ややんばるに生息するイボイモリは、冬になると比較的容易に観察することができます。
 しかし、奄美大島産の個体は、とにかく観察頻度が低いです。
 私が側溝等を丁寧に探さないということもあるとは思いますが、年に2~3回ほどの出会いです。

アマミイボイモリ
アマミイボイモリ

 上から撮影してみると、骨格の浮き出る様子がはっきりと見て取れます。
 ところどころに入っているオレンジ色がまたおしゃれですね。
 この他にも、さまざまなアングルの写真を撮らせてもらいました。

 アマミイボイモリは、国内希少野生動植物種(環境省)、県の天然記念物(鹿児島県)に指定されている希少な固有種です。採取することは禁じられていますが、海外へ持ち出される事案も発生しています。

 4月下旬からは、時折訪れる「生き物運」が上昇傾向にありそうです。
 時間を見つけて、フィールドワークに繰り出そうと思います!
 
 

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