シイの実を頬張る ケナガネズミ(幼獣)
2022年の秋は、久しぶりにシイの実が大豊作。
冬はケナガネズミの幼獣がたくさん観察できそうだと期待していましたが、なかなか出会えず。
そもそも森を訪れる回数が少ないというのがあるかもしれませんが、この晩が初めての幼獣でした。
路上に落ちているシイの実を見つけたようで、口にくわえながらてくてくと歩いていました。
やがて「パリッパリッ」と音を立てながら、食べ始めました。
まだまだ幼獣の毛がしっかりと残っていて、巣立ちをしてからそんなに日数は経過していないと思われます。
こちらの様子を気にすることなく、ひたすらシイの実を食べていました。
大きさも幼獣の半分程度しかない上に、路上では目立たないので、道路の端まで移動するのを見守って、その場を離れました。
近くの樹上には、巣立ってそれなりの日数が経過したと思われる幼獣の姿も。
奄美大島では12~1月頃に幼獣を見かけることが多いです。
これから単独で行動するようになる時期なので、お尻の方だけ幼獣の毛が残っている個体を見かける機会が増えそうですね。
昨年、やんばるの森で5月に幼獣を発見したときは、さすがに驚きました!
この晩はアマミノクロウサギの幼獣も観察できて、哺乳類の子どもたちとの出会いに恵まれていました。