ヘツカリンドウ
林道脇でヘツカリンドウが開花していました。奄美大島では、平地から山地の林道沿いの斜面や開けた環境などに生育します。鹿児島県大隅半島の辺塚という地域で発見されたことにちなんで、この名前がつけられたようです。
平地では12月下旬頃から今頃にかけて開花します。年による開花時期の変動が大きく、場所によっても開花するタイミングは大きく異なります。花の蜜を吸うために、たくさんのアリが集まります。
![ヘツカリンドウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/01/D52A8223-682x1024.jpg)
標高の高い山地では、10月下旬頃から開花します。
![山地で撮影したヘツカリンドウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/01/D52A5998-1024x682.jpg)
また、紫色の花を咲かせる株もあります。他にも花弁の枚数が異なるなど、非常に変異の多い植物です。
![紫色の花を咲かせるヘツカリンドウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2021/01/IMG_9712-1024x682.jpg)
奄美大島では身近な植物で、公園などでも見かけることがあります。まだ見られたことのない人は、是非探されてみてください。