ケナガネズミ 奄美大島でも徳之島でも
2025年に入ってから、何度か夜の森を訪れる機会に恵まれました。
例年、冬頃からみられるケナガネズミの幼獣に思いを馳せつつ。。
昨年の12月はほとんどフィールドに出られなかったので、状況が気になっていました。
ケナガネズミとは日本最大のネズミの仲間です。
頭胴長(頭の先からお尻の付け根までの長さ)と尾長がそれぞれ約30cm。
全長は約60cmにもなります。
夜行性で主に樹上で活動するため、島民にはそんなに馴染みがないように思われます。
奄美大島では市街地で目撃情報が多発しているので、身近な存在になりつつあるかもしれません。
奄美大島では、この冬に産まれた幼獣が観察できました。
幼獣の毛は灰色で、か細くて柔らかいように見えます。
この個体は巣立ってからある程度日数が経過していたようですが、お尻周りは幼獣の毛が残っていました。
この林道ではケナガネズミが3頭。そのうち2頭は幼獣でした。
徳之島でもケナガネズミが観察できました。
この個体は成獣でしたが、同日に幼獣も2頭観察することができました。
今年はケナガネズミの幼獣が観察しやすい年なのかもしれませんね。
幼獣が親離れをして活動するようになるこの時期は、路上で見かける機会が増えます。
夜間の運転には十分注意が必要です!