クマネズミ

 ハブの主食として知られるクマネズミ。
 奄美大島では、集落内から世界自然遺産の森まで、幅広い環境に生息しています。もともと奄美大島に生息していたわけではありません。
 昨年は私が島の森を回るようになってから、最も見かける回数が多かったように感じます。
 今年は昨年ほどではないものの、それなりの個体数が見られます。

クマネズミ
クマネズミ

 クマネズミは、固有種トゲネズミと勘違いされるケースが非常に多いです。
 この記事を投稿する前にいくつかのHPを拝見してみましたが、アマミトゲネズミがクマネズミとして紹介されているページがありました。

 参考までに(トクノシマ)トゲネズミの写真です。
 トゲ状の毛がはっきりと見える個体もいます。
 以前、当ブログで紹介した記事がありますので、上記からご覧ください。

トクノシマトゲネズミ
トクノシマトゲネズミ

 クマネズミとトゲネズミを識別する際、最もわかりやすいのはしっぽだと思います。
 ・クマネズミ:全体が同色。長くて太い。
 ・トゲネズミ:上面(茶)と下面(白)で色が異なる。細くて短い。
 ※トゲネズミはしっぽを上向きにすることが多いです。

 移動方法は例外もありますが。。
 ・クマネズミ:速い回転数で地面を這うように移動する。
        跳ねながら移動することもあるが、トゲネズミのように何度も跳ねない印象。
 ・トゲネズミ:ピンポン玉のように何度も跳ねながら移動する。

 幼獣はどうしても迷うことがあり、その場では識別が困難なときもあります。
 見慣れてくれば、顔つきや体つき(クマネズミは胴長、トゲネズミは丸っこい)などでも識別が可能です。
 

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