樹洞にヒメハブ
奄美大島南部の深い森の中で、樹洞の中にいるヒメハブを発見しました。高さ約1mの真っすぐ立っている木でしたが、ヒメハブはそこまで登ったようです。一緒だった先輩によると、かつてはアマミアカガエルの繁殖場所だったとのことで、樹洞にやってくるカエルを待っていたのだと思われます。
樹洞には少し水が溜まっていて、その中でじっとしていました。いつでも飛びかかる準備万端といった感じでした。
ほんの20mほど離れた場所の木の根っこにも、ヒメハブがいました。先ほどの個体よりも、模様の色の濃淡がはっきりしていました。
奄美大島は冬の寒い時期であっても、冬眠する動物はいません。「冬は寒くてハブが動かない」という人もいますが、冬の暖かい日こそ、ハブやヒメハブには注意が必要だと思います。