オットンガエル(卵~成体)
昨日のアマミイシカワガエルに引き続き、今回はオットンガエルにおける各ステージの写真を紹介します。11月頃、アマミイシカワガエルの幼生を撮影した場所と同じところで、オットンガエルの幼生を撮影しました。大きさは5センチほどで、全体的に茶色です。
夏頃には、幼体を見かける機会が増えます。撮影したのは8月末頃でした。近くに小型のハブが待機していたことを覚えています。
繁殖期を迎える夏頃の繁殖地周辺では、図太くて低い鳴き声が周囲に響き渡ります。水の流れが滞留するような場所に、直径30センチほどの穴を掘り、そこで産卵します。卵は半分(動物極側)だけ黒いことが特徴です。
成体は全長9~14センチで、南西諸島に分布するカエルでは最大級です。
以前も書きましたが、オットンガエルが繁殖する沢では、かなりの確率でハブに遭遇するので、足元には十分注意です。(ハブは樹上でも活動するので、上にも注意が必要ですが、、)