カラスウリの仲間
夏頃に白い花を咲かせるカラスウリの仲間。花は主に夜に咲くため、観察する機会は少ないのですが、朝の早い時間であれば、花が残っていることもあります。秋から冬にかけて、結実します。
先週撮影したのはケカラスウリの実。オレンジ色から赤みがかった色の実は、下端がとがります。
実が連なって熟すことも多く、林道脇などで非常に目立ちます。
昨年11月に撮影したのはリュウキュウカラスウリの実。ケカラスウリとは異なり、黄色に熟します。他のカラスウリの葉はトゲトゲしているものが多いですが、リュウキュウカラスウリはハート型をしています。
リュウキュウカラスウリは夜だけに花を咲かせる傾向が強く、朝方の早い時間であっても、たいていの場合は花が落ちています。
10月に撮影したのはオオカラスウリの実。葉はギザギザで、実は黄色く熟します。
花は昼間でも残っていることが多いです。
奄美大島には、他にもウリ科の植物がいくつか生育しています。オキナワスズメウリは、小さなスイカのようなかわいらしい実をつけます。