オオバカンアオイ
本日は、奄美大島と徳之島固有のオオバカンアオイを撮影してきました。
奄美大島では、住用川以北に広く分布します。
環境省レッドリスト2020では、絶滅危惧ⅠB類(EN)に選定されています。
![オオバカンアオイの花①](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/IMG_84391-1-1024x683.jpg)
奄美大島のカンアオイは、12月頃からトリガミネカンアオイとオオバカンアオイが先陣を切って開花します。
それから春頃までに、奄美大島に分布する全てのカンアオイが開花期を迎えます。
昨年は花付きが悪く、ほとんど開花しなかった場所ですが、今年は多くの株が開花していました。
![オオバカンアオイの花②](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/IMG_85111-1024x683.jpg)
花は紫色のものが多く、花の縁は波打つ傾向にあります。
![オオバカンアオイの花③](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/IMG_84611-1-1024x683.jpg)
株によって花の色の濃淡が異なり、まれに黄緑色の花を咲かせます。
奄美大島のカンアオイは細かく分けると9種分布しており、これらは遺伝的に非常に近い関係にあることがわかっています。
年が明けると、グスクカンアオイやミヤビカンアオイなどが続々と開花するので、これらの種はその都度紹介していきます。
“オオバカンアオイ” に対して2件のコメントがあります。