カラスバトの幼鳥
夜の林道を散策中、道路の真ん中に黒い岩のようなものがありました。車を傷つけないようにと思いながらその脇を通過すると、なんとカラスバトの幼鳥でした。
このままではロードキルに遭ってしまいそうだな~、としばらくの間観察していると、自ら道路脇へ移動して、近くの低木に止まりました。
今年産まれたばかりのようで、眼の上にはヒナのときの毛が残っていました。私はカラスバトのヒナを間近で見たことがありませんが、黄色っぽい毛が生えているのですね。首まわりのメタリックな色は、ほんの少しだけ面影があります。
ちなみに、カラスバトの成鳥は首回りがメタリックグリーンで光沢があります。秋頃から牛に似たような鳴き声を発し、冬頃に幼鳥が観察できるようになります。あまり知られていませんが、国の天然記念物に指定されている貴重な鳥でもあります。