アカハラダカの渡り
9月下旬といえば、アカハラダカの渡りの季節。
例年、仕事の重要な委員会などがあり、タイミングをあわせるのが難しい時期です。
今年は調査や出張が続き、なおさら日程調整が難しかったです。
アカハラダカは旅鳥として、秋に奄美大島を通過して南下していきます。
大きな群れ(通称鷹柱や鷹ボール)を形成することもあれば、少数で渡っていくこともあります。
タカにしては小さく、全長は約30cmです。
天気や風向き、奄美大島へ渡ってくる前の地域の天候なども関係してきます。
今年は4回、アカハラダカの渡り観察に行きました。
結果から申し上げると、近くで見られたのは50羽ほどの群れ数回のみでした。
遠くでは100羽以上が渡ることもありましたが、とにかくタイミングが難しいんです。。
奄美大島では1日だけ大当たりの日があったそうです。
参考までに以前撮影したアカハラダカの渡りの写真です。

条件の悪い日が続くと、どんどん溜まっていきますので、林道沿いで見られる可能性が高まります。
警戒心の強い個体が多く、遠くからの撮影がほとんどです。

今年は期待していた大群こそ見られなかったものの、家族で観察を楽しむことはできました。
特に長男は何度もタカの渡りを見に行きたいと言ってくれました。
我が家の息子たちは早起きなので、朝7時前の出発は苦ではなかったようです。
数年前に圧巻のアカハラダカの渡りを観察したことがあります!
あのときの興奮は未だに忘れられませんね!
来年こそは1,000羽単位の渡りを、息子たちと観察してみたいものです。