アマミヤマシギの親子
先日、「アマミヤマシギの繁殖行動?」という記事を投稿しました。
今回は先月訪れた徳之島で、運よく親子を観察する機会に恵まれました。
この日はアマミヤマシギの出がよく、散策開始から多数の個体を観察していました。
途中、同行者が「アマミヤマシギが怪我をしていた?」と仰られたので、車をバックさせました。
個人的には親鳥がヒナを隠すためにしゃがんでいたのでは?と期待していました。
私の予想は嬉しいことに的中しました。

以前観察したときも同じシチュエーションでした。
産まれたばかりのヒナと一緒にいるときは、危険を察知するとお腹の下に隠します。
しかし、もう歩けるヒナは落ち着いていません。
私がカメラを構えたときには、親鳥のお腹から出てきて、辺りをうろうろし始めていました。

ヒナは3羽。
親鳥に着いて林内に移動しようとする個体もいれば、何度かこちらに戻ってくる個体もいました。
親子に与えるストレスを考慮し、何枚か写真撮影をしてその場を後にしました。
アマミヤマシギの親子は、そう何度も巡り合えるものではありません。
最近は数年前に比べると明らかにフィールドの回数は減っていますが、これからも足しげく通って、さまざまな動物の生態を観察していきたいと思った夜でした。