ミサゴの落とし物?
先日、とある昆虫を探すために、未舗装の林道を歩いているときのこと。
私の足元に、まだ新鮮な10cmほどのちぎられた小魚が落ちていました。
想定外の出来事に10秒ほど頭の中はクエスチョンマーク。
本物の魚なのか拾ってみると、手には鱗がつき、しっかりと魚の臭いがしました。
この場所は海からおおよそ100mほどに位置しています。
そこではミサゴがよく観察できるので、おそらく何らかの理由で食べているものを落としたのだと思われます。
こちらが近くの海で撮影したミサゴです。
この枯れ木がお気に入りのようで、その場所を通るときの遭遇確率は50%ほどでした。
しかし、残念ながら今年はこの木が倒れてしまいました。。
お目当ての生き物は見つけられませんでしたが、思わぬ落とし物に満足度の高いフィールドワークになりました。
私に驚いたミサゴが大事な獲物を落としていないことを願いながら、その場を後にしました。
落とし物はダツの尻尾でしょう。
喜界島で釣りをしていると、時々ミサゴがダツを捕らえるのを目撃します。
ダツの尻尾は固くて、ミサゴにとって美味しい内臓がないので、落としたと言うより、わざと捨てたと言う方が相応しいと思います。
カラスの場合、まず魚の目を食べ、次に食べるのが内臓です。
南海日日新聞の連載、楽しく拝読しています。
勇さま
コメントありがとうございます。
魚類の識別に詳しい友人に確認しましたところ、「リュウキュウダツだろう」という回答でした。
ご教示くださり、ありがとうございました。
新聞の連載につきましても、引き続き皆様が読んでいただけれるような内容を執筆できるよう、精進してまいります。
余談ではありますが、朝日新聞でも連載を書いております。もし、読まれる機会がございましたら是非!