徳之島固有のカンアオイ3種
徳之島にはカンアオイの仲間が4種分布しています。
ハツシマカンアオイ、トクノシマカンアオイ、タニムラアオイ、オオバカンアオイです。
オオバカンアオイを除く3種は、徳之島固有種です。
今回はトクノシマエビネの開花にあわせて来島しましたが、カンアオイの花も観察することができました。
まずはハツシマカンアオイ。
花は虫食い等により穴が開いているものがほとんどでしたが、中には全形が残っている株もありました。
他のカンアオイに比べ、花柄が長いですね。
たくさんの株を撮影しましたが、こちらが最も花柄の長さがわかりやすく撮れていました。
続いてはタニムラアオイ。
花の色が白くて、別名「シラユキ」ともいわれているそうです。
こちらも花は終わりに近く、白色の花が少し黄色みがかっていました。
とは言え、やはり美しいカンアオイでした。
最後に訪れたのはトクノシマカンアオイ。
石灰岩の隙間に生えている株もあり、普段見ない光景に驚きながらの観察となりました。
徳之島には、まだいくつか観察できていない希少植物が残されています。
定期的に訪れて、1つずつ観察・撮影できたらと思っています。