ヤマコンニャク
先週から様子を見てきたヤマコンニャクがようやく開花しました。
例年、3~5月頃に開花します。
2年連続で同じ場所に出てくることは少ないのですが、ここでは3年連続で観察できています。
ヤマコンニャクは、環境省レッドリスト2020で絶滅危惧Ⅱ類(VU)に選定されています。
海沿いに面した山地の日当たりのよい場所で見かけることが多いです。
この株は高さ1mほどもありました。
赤みを帯びた部分は花びらではなく、サトイモ科特有の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花を保護するための葉です。
こちらは先ほどの株から数m離れた場所にある小型の株。高さは30cmほどです。
ベージュ色の小さく集まっているのが雄花、雌花はその下の見えない部分にあるようです。
夏頃には派手で一際目立つ実をつけます。その頃ににまた取り上げたいと思います。