クロガネモチの実
当初は、私の知識不足により「モチノキ」としていましたが、鈴木英治先生からコメントをいただき、「クロガネモチ」であることがわかりました。本記事は、モチノキと書いていた箇所をクロガネモチに書き換え、一部内容を変更させていただきます。
奄美大島北部で、クロガネモチの赤い実がなっていました。この場所は、以前から何度も来ていましたが、この株が結実したのを見るのは初めてでした。
11月頃から橙色の実をつけていましたが、橙色から赤色になるまでは、2か月以上もかかるようです。
下の写真は、実が房状についていますが、これはクロガネモチの特徴で、モチノキはこのようなつき方をしないようです
梅雨頃には花がみられます。よく目立つ実とは裏腹に、花は地味です。
奄美大島の民家にも多く植えられているクロガネモチ。類似種との識別は、十分に注意が必要だということを痛感いたしました。
モチノキの仲間は、似たものが多くて微妙な違いしかないことが多く、判別が難しいですが、写真のものは私にはモチノキというより、クロガネモチのように見えますがいかがでしょうか?相対的にモチノキの方が葉身の基部が細くなり、クロガネモチは広い(円に近い)、葉はモチノキの方が厚い、葉柄はクロガネモチの方が長いように思います。
先生、コメントありがとうございます。ご指摘をいただき、図鑑等を見直してみたところ、クロガネモチのようです。すっかりモチノキだと思い込んでいました。類似種との識別、十分に注意いたします。