ビロードボタンヅル

 昨年、植物に詳しい先輩から教えていただいたビロードボタンヅル。本種は、九州南部から琉球にかけて分布するつる性植物で、奄美大島では個体数が少なく、私が知る限り自生地はそんなに多くありません。そろそろ花の時期だろうと覗きに行ってみると、まさに咲き始めたタイミングでした。

ビロードボタンヅルの花
ビロードボタンヅルの花

 ビロードボタンヅルの花には花びらがなく、一見花びらに見えるのはがく片(=花を支える機能を果たす部位)にあたります。
 写真ではわかりにくいのですが、葉は3出複葉で、ギザギザしています。まだ、蕾が多かったので、来週末頃に再度様子を見に行ってみたいと思います。

ビロードボタンヅルの花と蕾
ビロードボタンヅルの花と蕾

  日当たりのよい場所にある株は、すでに花が終わり、がく片が落ちた状態です。春前にはヤエヤマセンニンソウのような綿毛をつけた実を観察することができます。

ビロードボタンヅルの実
ビロードボタンヅル(2020年1月撮影)

 奄美大島にはシダ植物を含め、約1,500種の植物が自生しています。これらの動植物を撮影するための観察・撮影計画を練るだけでもワクワクしてきますね!

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