チョウゲンボウ
冬になると、ハヤブサの仲間のチョウゲンボウが渡ってきます。
奄美大島ではサシバの存在感が強く、あまり馴染みのない猛禽類ではありますが、農耕地周辺では見かける機会が多いです。
この時は、獲物をめがけて地面に降りたところだと思われますが、捕らえることはできませんでした。
![地面に降りたチョウゲンボウのメス](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/D52A84401-1024x683.jpg)
飛翔スピードはサシバよりも速く、獲物を見つけると高速で羽ばたかせてその場にとどまる飛翔(=ホバリング)をします。
やがて、地面へ急降下して獲物に飛びかかります。
![飛翔するチョウゲンボウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/IMG_84482-1024x782.jpg)
普段は農耕地周辺の電線や木の上で見かけることが多いです。
![電線に止まるチョウゲンボウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/D52A0865-1024x758.jpg)
![スプリンクラーに止まるチョウゲンボウ](https://amami-wildlife.jp/wp-content/uploads/2020/12/D52A43601-1024x773.jpg)
オスは頭部及び尾羽が青灰色、メスは全体的に褐色みを帯びることから、雌雄を見分けることができます。
チョウゲンボウは北海道や本州中部以北で繁殖を行いますが、近年は都会の高層ビルをはじめ、私たち人間の生活圏内で行われていることが確認されています。