珍しいツル2種が渡来
今年、奄美大島には迷鳥のツル2種が渡来しました。
迷鳥とは、通常の渡りのルートをそれて偶然やってくる渡り鳥のことを指します。
11月初旬には、2羽のカナダヅルがやってきました。
1万羽を超えるツルが渡来する鹿児島県出水平野でも、毎年数羽のみしか確認されない非常に珍しいツルです。
奄美大島では、初記録となりました。
数日間過ごして奄美大島を離れたと思われていましたが、すぐに同じ場所へ戻ってきました。
今も滞在中で、常に2羽が一緒に行動をしています。
もう1種はナベヅルです。
鹿児島県出水平野に最も多く渡来するツルで、奄美大島でも定期的に記録されています。
今回は、カナダヅルとは別の場所に4羽でやってきました。
1羽だけ色みの薄い若い個体もいました。
先日、再度様子を見に行った時には、姿を見つけられませんでした。
本来はロシア方面から鹿児島県出水平野へ向かう途中だったと思われますが、何かしらの影響で奄美大島へやってきたのでしょう。
毎年、奄美大島では迷鳥が記録されますが、年によってやってくる渡り鳥の種類が異なるところが面白いですね!