リュウキュウテングコウモリのねぐら
1996年に沖縄島で発見されたリュウキュウテングコウモリ。
その後、奄美大島や徳之島でも生息が確認されました。
環境省レッドリスト2020では絶滅危惧ⅠA類、国内希少野生動植物種にも選定されています。
奄美大島に戻って来てからずっと見てみたいと思っていた動物の1種で、3年ほど前にイイギリの枯葉で休息しているところを発見しました!
リュウキュウテングコウモリは、昼間に枯葉の隙間や樹洞などで休息をします。今回はリュウキュウウマノスズクサやテリハノブドウの枯葉に入っていました。
観察したのは夏です。

ほとんどの場合は、枯葉の中に隠れています。
まれに体がはみ出していることもあるので、そういうときは遠くからでもわかります。
別日に発見した個体は、下からこっそりのぞき込んだのですが、葉先の方で休息をしていて、すぐに葉から出てきてしまいました。
今後はより一層、注意を払いながら覗き込もうと思います。

イイギリ、アカメガシワ、リュウキュウヤツデ、タブノキなどの枯葉の中で休息していた事例も報告されています。それなりに大きな葉であれば、あまり種にこだわりはないのかもしれませんね。
また、シダの葉の裏で休んでいることもあるそうなので、次はそのシチュエーションを観察してみたいです。
妻も息子もコウモリの観察は初めてだったので、思っていたよりも喜んでくれました!

