アマミイボイモリ多数出現-徳之島

 2022年、奄美群島産のイボイモリは、「アマミイボイモリ」となりました。
 奄美大島では幻の存在とまでは言わないものの、見かける機会はめったにありません。
 一方、徳之島在住者からは、よく見かけるよ~という話は聞いていました。
 先日、夜間調査の後に地元の知人にご案内いただき、生息地を訪れました。この日は気温が高めでしとしとと雨が降っていたので、条件が良かったです。
 車から降りて徒歩で散策をしたのですが、びっくりするほどの生息密度!車を降りたところに1匹、30秒歩けばまた1匹といったペースでした。

アマミイボイモリ
アマミイボイモリ

 奄美大島に生息している個体よりもボコボコ感は少ないように感じました。
 真っ黒の個体や赤みが強く出る個体など、さまざまでした。

アマミイボイモリ(2匹)
アマミイボイモリ(2匹)

 繁殖行動?と思われるような2匹も発見しました。向き合ったり、お尻付近に顔を近づけたりしていました。

 奄美大島で身近に見られるアマミシリケンイモリは、徳之島に生息していません。これがまた不思議なのですが、その代わりと言いたくなるくらい、多数のアマミイボイモリを観察することができました。繁殖期のピークにはもっと観察頻度が高くなるということでしたので、また訪れたいですね。

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